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2 1   語 根 ・ 接 頭 辞 ・ 接 尾 辞

2.1 語根・接頭辞・接尾辞

エスペラント語の特徴の一つに、「語根(ごこん、radikoラディーコ)と接頭辞・接尾辞を組み合わせて語彙を増やす」というものがあります​。これは、日本語話者の学習者にとって大変心強い仕組みです。なぜなら、新しい単語を一から暗記しなくても、知っている語根や接頭辞(prefikso プレフィクソ)・接尾辞(sufikso スフィクソ)を組み合わせることで、自分で新しい語(単語)を作り出すことができるからです。​エスペラントでは語根の数自体を絞り、その代わりに多くの語彙を派生語(既存の要素から派生させた単語)で表現します。ここでは、語根と接頭辞・接尾辞の基礎について説明します。

語根(radiko)とは何か

語根とは、エスペラントの単語を作る土台となる「意味のかたまり」のことです。たとえば「amiko アミーコ(友人)」という単語は、amik-という語根(「友」の意味)に名詞語尾-oが付いてできています。語根そのものが示す概念は変化せず、語尾(ごび、finaĵoフィナージョ:品詞などを示す語尾)を付け替えることで名詞・動詞・形容詞・副詞といったさまざまな単語を作ることができます​。エスペラントでは主要な品詞(名詞・動詞・形容詞・副詞)ごとに決まった語尾があり​、語根と語尾を組み合わせるだけで単語として成立します。つまり、「語根 + 語尾」が基本の形です。

語根そのものは大半がヨーロッパの言語から由来していますが​、エスペラントでは語根の種類によって基本の使われ方(意味や品詞の傾向)が異なります。語根には、大きく分けて次のような種類があります。

名詞的な語根 – 物や人の名前・名称を表す語根です。例えば、tabl(タブル)は「テーブル」を表す語根で、語尾-oを付けてtablo(ターブロ、「テーブル」という名詞)になります。同じ語根に形容詞語尾-aを付けてtabla(タープラ)とすれば「テーブルのような/テーブルに関する」という形容詞になります。また、amik(アミク、「友」)も名詞的語根で、amiko(アミーコ、「友人」)、amika(アミーカ、「有効的な」)のように使われます。

動詞的な語根 – 動作や状態を表す語根です。例えば、kur(クル)は「走る」という動作を表す語根で、語尾-iを付けてkuri(クーリ、「走る」という動詞の不定形)になります。語尾-asを付けたkuras(クーラス)は現在時制の動詞で「走っています」という意味になります。manĝ(マンジ、「食べる」)も動詞的語根で、manĝi(マンジ、「食べること」)などと使われます。

形容詞的な語根 – 性質や状態の特徴を表す語根です。例えば、bel(ベル)は「美しい」という性質を表す語根で、語尾-aを付けてbela(ベーラ、「美しい」という形容詞)になります。語尾-oを付けたbelo(ベーロ)は名詞で「美」という意味になります。同様に、fort(フォルト、「強い」)はforta(フォルタ、「強い」形容詞)、forto(フォルト、名詞「力」)のように使われます。

語根はこのように基本的な意味の単位であり、単独では文の中で使えませんが、語尾を付ければ「単語」として使えます。エスペラントでは語根の数自体が比較的限られており、その代わりに接頭辞・接尾辞を活用して、多くの派生語を作り出す戦略を取っています​。したがって、語根と語尾、そしてこれから説明する接頭辞・接尾辞のルールを理解すれば、限られた要素から非常に多くの言葉を生み出すことができるのです​。

接頭辞(prefikso)とは

接頭辞(せっとうじ、prefiksoプレフィクソ)とは、語根の前(頭)に付けて意味を変化させる要素のことです。エスペラントには公式に10個の接頭辞があり、いずれも1~数音節の短い語です。接頭辞自体はそれだけでは単語になりませんが(※後述のように語尾を付けて単語化することは可能です)、語根の前に付けることで単語の意味に新たな要素や変化を加えます​。接頭辞を付けた単語も、最後には通常どおり品詞を表す語尾が付きます。

たとえば、接頭辞mal-(マル、反対・逆の意味)を語根bon(ボン、「良い」)に付けるとmalbonという語幹になり、これに形容詞語尾-aを付けたmalbona(マルボーナ)が「悪い」という意味の形容詞になります​。同様にbona(ボーナ、「良い」)の反意語としてmalbona(悪い)が作られています。このようにmal-を付けると「正反対の意味」を表す単語になるので、大変便利です。 もう一つ、接頭辞re-(レ、再び・繰り返しの意味)の例を見てみましょう。iri(イリ)は「行く」という意味の動詞ですが、語頭にre-を付けてreiri(レイーリ)とすると「戻る/もう一度行く」という意味になります。これはre-に「もう一度・再び」という意味があるためで、iri(行く)に対してreiri(再び行く→戻る)のように意味を変化させます。また、aĉeti(アチェーティ、「買う」)にre-を付けてreaĉeti(レアチェーティ)とすると「再購入する」という意味になります​。

接頭辞はこのほかにも、bo-(ボ、姻族関係:familia関係の「義~」を表す。例:patro父 → bopatro義父​)、ge-(ゲ、男女両方・混合を表す。例:patroj父たち → gepatroj両親​)、dis-(ディス、分離・分散​)、ek-(エク、開始・瞬間​)など計10種類があります​。接頭辞を付けることで「~し尽くす」「元〜(前の~)」「主(主要な~)」など様々なニュアンスの単語を作ることができます。接頭辞は語根の意味に別の方向から意味を付け足したり、反対にしたりする役割を持つので、組み合わせ次第で単語のバリエーションが大きく広がります​。

ワンポイント: 接頭辞自体に語尾を付けて単語にすることもできます。例えばmalに名詞語尾-oを付けたmaloは「反対(語)」という名詞になります​。同様にekに動詞語尾-iを付けたekiは「始まる」という動詞になります​。このように接頭辞そのものが語根のように使われる場合もあります(ただし初級では接頭辞は他の語と組み合わせて使うことがほとんどです)。

接尾辞(sufikso)とは

接尾辞(せつびじ、sufiksoスフィクソ)とは、語根の後ろ(末尾)に付けて意味を変化させる要素です。エスペラントには30以上(公式には32個)の接尾辞があり、語根と語尾(品詞語尾)の間に挿入して用います​。接尾辞を付けることで、その単語の意味に特定のニュアンスを加えたり、別の品詞の単語に派生させたりすることができます​。

たとえば、接尾辞-in-(イン、女性を表す)を使ってみましょう。エスペラントでは男女の区別が必要な語の場合、-in-を付けることで女性形を作ります。patro(パトロ)は「父」という意味の名詞ですが、語根patrに接尾辞-in-を入れpatrino(パトリーノ)とすると「母」という意味になります​。同様に、bovo(ボーヴォ、牛〈性別不定または雄牛〉)からbovino(ボヴィーノ、雌牛)という言葉が作れます。日本語話者の感覚では「父に女性の接尾辞を付けると母になる」というのは不思議に感じられるかもしれませんが、このように-in-を付けるだけで「女性の~」という言葉が体系的に作れるのがエスペラントの便利な点です。

次に、接尾辞-et-(エト、縮小・軽度を表す)を見てみましょう。-et-は「とても小さい」「弱い」「少し〜」といった意味を加えます​。語根varm(ヴァルム、「暖かい」)にこの接尾辞を入れ、varmeta(ヴァルメータ)とすると「ぬるい(少し暖かい)」という意味の形容詞になります​。同様に、domo(ドーモ、「家」)に-et-を入れたdometo(ドメート、「小さい家」=「小屋」のような意味)や、rido(リード、「笑い」)に-et-を入れたrideto(リデート、「微笑」=「にっこり笑うこと」)など、「小さな〜」「軽い〜」というニュアンスの単語が作れます。反対に「とても大きい・激しい」を表す接尾辞-eg-(エグ)を使えば、varmega(ヴァルメーガ、「とても熱い」)、domego(ドメーゴ、「豪邸/ビル」)、ridego(リデーゴ、「高笑い」)のように表現できます。

接尾辞を付けると品詞が変わるものもあります。例えば、語根fot(フォト、「写真」)に動詞語尾-iを付けたfoti(フォティ)は「写真を撮る」という意味の動詞です。この語根fotに接尾辞-ist-(イスト、専門家・職業人を表す)を挿入し、最後に名詞語尾-oを付けるとfotisto(フォティスト)という形になります​。fotistoの意味は「写真家」です​。このように、-ist-を加えることで動詞「~する人」という職業名詞に派生させることができます。接尾辞の中には、この例のように「動詞に付いて名詞を得る」といった品詞の変化が伴うものもあります。ここからさらに「fotista(フォティスタ、写真家仕様の、写真家御用達の)」 などが派生します。

接尾辞には他にも種類がたくさんあります。例えば-ej-(エイ、場所:lerni学ぶ → lernejoレルネーヨ=「学校」)、-ul-(ウル、~な人:bona良い → bonuloボヌーロ=「善人」​)、-eco(エツォ、性質(抽象名詞):bela美しい → belecoベレツォ=「美しさ」​)、-ado(アード、動作:kanti歌う → kantadoカンタード=「歌うこと(歌唱) ※なお、「歌う」にするには kanti でよい。kantadi は「歌い続ける」となる。」​)、-ido(イド、子・子孫:kato猫 → katidoカティード=「子猫」​)などがあります。エスペラントの接尾辞は全部で30以上ありますが​、これらは基本的な意味がはっきりしており、組み合わせても規則的に意味が通じるようになっています。そのため、新しい接尾辞を覚えるたびに表現の幅が広がり、自分で語彙を増やすことができます。​

派生語の作り方(例)

ここまで、語根と接頭辞・接尾辞を別々に説明しましたが、実際にはこれらを組み合わせて派生語(はせいご)を作ります。簡単な例で見てみましょう。

語根long(ロン、「長い」)を使います。この語根は「長さ・長いこと」に関する意味を持つ形容詞的な語根です。まず語尾を付け替える基本から:

longa(ロンガ)=「長い」(形容詞)、longo(ロンゴ)=「寸法」(名詞)になります​。このように語尾-a-oを付けることで「~長い」「寸法」というペアの単語が得られます。また、「長さ」は longeco(ロンゲーツォ)です。

次に、この語根に接頭辞と接尾辞を加えていきます。

語根longに接頭辞 mal-(反対)を付けるとmallongという語幹になります。これに語尾を付けると、mallonga(マルロンガ)=「短い」という単語になります​。さらに mallongeco (マルロンゲーツォ)=「短さ」が得られます。もとの意味「長い/長さ」のちょうど反対の意味になっていることが分かります。

語根longに接尾辞 -ig-(イグ、~にさせる/他動化の意味)を入れてlongigという形にし、これに動詞語尾-iを付けるとlongigi(ロンギーギ)になります​。longigiの意味は「長くする、延長する」という他動詞です。​これは、-ig-が「~にする(他動詞化)」という働きを持ち、本来「長い」という性質語根から「長くする」という動作を表す語に派生させた例です。対応する名詞形longigo(ロンギーゴ)とすれば「長くすること(延長)」(動作名詞)になります​。

さらに、接頭辞mal-と接尾辞-ig-の両方を組み合わせることもできます。mal- + long + -ig- + -imallongigi(マルロンギーギ)という動詞が作れます​。意味は「短くする、短縮する」です​(mallonga「短い」+-ig「~にする」→「短くする」)。同様にmallongigo(マルロンギーゴ)とすれば「短縮(短くすること)」という名詞になります​。

この一連の変化を整理すると、long(長い)という一つの語根から、「長い(longa)」「寸法(longo)」「長さ(longeco)」「短い(mallonga)」「短さ(mallongeco)」「長くする(longigi)」「長くすること(longigo)」「短くする(mallongigi)」「短くすること(mallongigo)」という8つの単語が規則的に作れたことになります​。このように、エスペラントでは語根 + 語尾 + 必要に応じて接頭辞・接尾辞を組み合わせることで、多彩な派生語を作り出すことができます。​

さらに上級になると、接尾辞を複数組み合わせたり、複数の語根を合成して単語を作ることも可能です。例えば、語根san(サン、「健康」)からは、接頭辞mal-(反対)と接尾辞-ul-(人)、-ej-(場所)を組み合わせてmalsanulejo(マルサヌレーヨ)という単語が作れます。malsanulejoは「病院」という意味で、直訳すれば「不健康な人の場所」すなわち「病人のいる場所」という成り立ちになります​。このように複数の要素を組み合わせても、各パーツの意味が明確なので、初めて見る単語でも推測しやすく、覚えやすいのがエスペラントの造語法の魅力です。

主な接頭辞の一覧

最後に、学習者が覚えておくと便利な接頭辞を表形式でまとめます。エスペラントの接頭辞は全部で10個で、ここでは基本的な意味と使用例を示します。

接頭辞 基本の意味 例(エスペラント → 日本語)
bo- 婚姻による親族関係(義理の~) bofrato(ボフラート)=義理の兄弟(frato兄弟 → bofrato義兄弟)
ĉef- 主たる、主要な ĉefurbo(チェフウルボ)=首都 (urbo都市 → ĉefurbo主要な都市)
dis- 分離、分散 disdoni(ディスドーニ)=配布する(doni与える → disdoni分けて与える)
ek- 開始、瞬間 ekridi(エクリーディ)=思わず笑い出す(ridi笑う → ekridiぱっと笑いだす)
eks- 前の、元~ eksprezidanto(エクスプレズィダント)=前会長(prezidanto会長 → eksprezidanto元会長)
for- 離れて、去って foriri(フォリーリ)=去る、立ち去る(iri行く → foriri去って行く)
ge- 男女両方(混合複数) gepatroj(ゲパトロイ)=両親(patro父 → gepatroj父母両方=両親)
mal- 反対、正反対 malbona(マルボーナ)=悪い​(bona良い → malbona悪い)
post- うしろの、後部の posttagmezo(ポストタグメーゾ)=午後(tagmezo正午 → posttagmezo正午以降=午後)
re- 再び、繰り返し reveni(レヴェーニ)=戻って来る​(veni来る → reveni再び来る=戻る)

(注記:「ge-」は複数語尾 -j を伴う接頭辞です​。例えば gepatro とは言わず必ず複数形の gepatroj(両親)となります。なお、単数で gepatro として性別不定の「親」とする用法も近年広がっています。)

主な接尾辞の一覧

続いて、接尾辞の主なものを挙げます。接尾辞は種類が多いですが、以下に初級でよく使われるものを中心に基本の意味と例を示します​。接尾辞は語根+語尾の間に挿入して使います(例では語根を下線で示しています)。

接尾辞 基本の意味 例(エスペラント → 日本語)
-et- 小さい・少し(縮小・軽蔑) dometo(ドメート)=小さな家「家🏠+小さい」(dometo、domo家 → dometo小さい家)
-eg- 大きい・強い(増大) domego(ドメーゴ)=大きな家(豪邸)「家+大きい」(domego、domo家 → domegoでかい家)
-in- 女性(雌) katino(カティーノ)=雌猫(katino、kato猫 → katino雌の猫)
-ul- (~な)人 belulo(ベルーロ)=美男子「美しい人」(belulo、bela美しい → belulo美しい[容姿の]人)
-ej- 場所 lernejo(レルネーヨ)=学校「学ぶ場所」(lernejo、lerni学ぶ → lernejo学ぶ所=学校)
-ist- 専門家・職業の人 muzikisto(ムズィキスト)=音楽家​(muzikisto、muziko音楽 → muzikisto音楽の専門家=音楽家)
-ado 継続・反復する行為 kantado(カンタード)=歌うこと、歌唱​(kantado、kanti歌う → kantado歌うという行為)
-eco 性質・抽象概念 boneco(ボネーツォ)=善良さ(boneco、bona良い → boneco良い性質=善良さ)
-ebl- ~できる(可能) solvebla(ソルヴェブラ)=解決可能な(solvebla、solvi解決する → solvebla解決できる)
-ig- ~させる(他動詞化) purigi(プリーギ)=綺麗にする​(purigi、pura清潔な → purigi清潔にする)
-iĝ- ~になる(自動詞化) puriĝi(プリイジ)=綺麗になる​(puri、pura清潔な → puriĝi清潔になる)
-aĵ- ~なもの、具体物 manĝaĵo(マンジャージョ)=食べ物(manĝo、manĝi食べる → manĝaĵo食べるもの=食物)
-ism- 主義・思想・流儀 budhismo(ブディスモ)=仏教(budhismo、Budhoブッダ → budhismo仏陀の教え=仏教)
-uj- 容器・入れ物・国 monujo(モヌーヨ)=財布(monujo、monoお金 → monujoお金入れ=財布)
-um- (特定の意味なし・慣用) kolumo(コルーモ)=襟(kolumo、kolo首 → kolumo首に関するもの=襟)

このほか接尾辞の例: 「写真を撮る人」を意味する fotisto(フォティスト)は、語根fot(写真を撮る)に -ist-(~する人)と -o(名詞語尾)を付けたものです​。同じ語根から foto(写真)、fotilo(カメラ)〔-il-道具​〕、fotoservo(写真サービス、写真現像所)〔servサービス+-o名詞〕など様々な派生語を作れます。

おわりに:自由に単語を作ってみよう

エスペラントの語根・接頭辞・接尾辞について紹介しました。エスペラントでは、限られた語根と約40の接辞を組み合わせることで無数の単語を作り出すことができます​。文法が規則的であるおかげで学習も容易ですし、新しい概念の単語も自分で作れるという柔軟さが、この言語をとても創造的で魅力的なものにしています​。ぜひ怖がらずに、ここで紹介した語形成の仕組みを活用してみてください。たとえ辞書に載っていない組み合わせの言葉でも、エスペラントでは「語源のパーツの意味」からおおよその意味が伝わる場合が多いです。ルールに沿っていれば、自分で作った新しい単語でも相手に理解してもらえる可能性が高いのです。「こんな表現はどう言えばいいかな?」と思ったら、知っている語根に接辞を付け、Kajero で検索してみましょう。エスペラントなら、きっとピッタリの言葉が作れるはずです!あなたもぜひ、自分だけの新しい単語作りに挑戦してみてください。Esperantujoへようこそ!(エスペラントの世界へようこそ!)

まとめと補足

語と語素(Vorto kaj Morfemo)

エスペラントの語は、複数の部分(語素)から成り立っている。語素(morfemo)とは、意味を持つ最小の単位であり、語の意味や文法的役割を決定する。

語素は大きく以下のように分類できる:

  • 語根(radiko):語の中心的な意味を持つ部分。
  • 接頭辞(prefikso):語根の前につき、意味を修正する。
  • 接尾辞(sufikso):語根のうしろにつき、意味や品詞を変える。
  • 文法語尾(finaĵo gramatika):品詞を示す。たとえば -o(名詞)、-a(形容詞)、-e(副詞)、-i(不定詞)。
  • また、この章では説明しませんでしたが 数や格の語尾(finaĵo de nombro kaj kazo):複数形 -j、対格 -n などがあります。
例:
  • lernanto 生徒 = lern-(学ぶ) + -ant-(現在能動分詞) + -o(名詞語尾)
  • malbela 醜い = mal-(反対) + bel-(美しい) + -a(形容詞語尾)
  • librojn 複数の本を = libr-(本) + -o(名詞語尾) + -j(複数) + -n(対格)

語を理解するうえで、これらの語素を見分ける力は非常に重要である。語根の意味を中心に、各語素が付加されることで新たな意味や文法的性質を帯びる。この構造の透明性はエスペラントの特徴であり、学習者にとっても理解しやすい。

品詞(Vortospecoj)

エスペラントの語は、文中での機能や意味に応じていくつかの「品詞」に分類される。それぞれの品詞には固有の語尾があり、視覚的にも区別しやすいのが特徴である。

以下に、主要な品詞とその語尾、役割を示す:

  • 名詞(substantivo):-o で終わる。もの・概念・存在を表す。
    • 例:libro(本)、hundo(犬)、penso(思考)
  • 形容詞(adjektivo):-a で終わる。名詞を修飾し、性質や状態を表す。
    • 例:bona(良い)、granda(大きい)、ruĝa(赤い)
  • 副詞(adverbo):-e で終わる。動詞や形容詞、副詞を修飾し、様態・時間・場所などを表す。
    • 例:rapide(速く)、hieraŭ(昨日)、tie(そこで)
  • 動詞(verbo):時制に応じて -as(現在)、-is(過去)、-os(未来)、-us(条件法)、-u(命令法)で終わる。
    • 例:iras(行く)、venis(来た)、diru(言え)
  • 不定詞(verbo en infinitivo):-i で終わる。動詞の辞書形。
    • 例:vidi(見る)、manĝi(食べる)

加えて、文法機能を担う品詞があり、語尾はない:

  • 代名詞(pronomo):人称・指示・不定などの代名詞。
    • 例:mi(私)、vi(あなた)、ĉi tio(これ)
  • 前置詞(prepozicio):名詞句の前に置かれ、関係や位置を示す。
    • 例:en(中に)、kun(〜と一緒に)、al(〜へ)
  • 等位接続詞(konjunkcio):語・句・文 同士を接続する。
    • 例:kaj(そして)、sed(しかし)、aŭ(または)
  • 従属接続詞(konjunkcio):文 を文の一部として接続する。
    • 例:ĉar(〜なので)、kiel(~するかのように)、se(~なら)
  • 間投詞(interjekcio):感情や反応を直接表す短い語。
    • 例:ho!(おお!)、ve!(ああ!)、nu…(さて…)
  • 冠詞(artikolo) 後述
  • 数詞(numeralo) 後述

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