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エスペラント解説【分詞】

分詞とは、動詞から派生した形容詞、副詞、名詞で、「~しつつある」「~し終わっている」「~しようとしている」の意味を示すものです。

分詞があらわすのは時制ではなく、相です。相とは、ある時点について、行為を行いつつあるか、すでに行ったか、未着手かを表現するものです。

同時に態(下記「受動分詞」で説明)も表現します。

動詞とその3つの分詞
動詞分詞接尾辞分詞形容詞意味
okazi
起こる・発生する
継続相-ant-okazanta起こっている
完了相-int-okazinta起こった
将然相-ont-okazontaまさに起ころうとしている、
やがて起こる

分詞自体は品詞ではありません。分詞の具体的な品詞は、品詞語尾を -a, -e, -o に変えることにより、形容詞、副詞、名詞として使うことができます。

  • 形容詞
    • 叙述語として
      • Kio estas okazanta? 何が起こっているんですか?
        • このような継続動詞の継続相は単に Kio okazas? とすることが多い。
      • Tiam la gastoj estos atingintaj. その頃には客は到着しているだろう。
    • 直接修飾する形容詞として
      • La pasinta somero estis tre varma. 去年の夏は暑かった。
  • 副詞
    • Rigardante lin hieraŭ, mi havis la senton, ke tiu homo ne mensogas. 昨日彼を見て、この人は嘘はついていないと感じた。
    • Roza, rimarkinte la ringon, ŝerce demandis: ローザは指輪に気付くと、冗談で尋ねた:
    • 分詞副詞の意味上の主語は、文の主語と一致している必要があります。(英語と異なる)
  • 名詞
    • 常に人を指します。
      • lernanto 学んでいる人
      • loĝanto 住んでいる人
      • posedanto 所有している人
    • 目的語を取ることができず、deで示します。
      • ludi pianon ピアノを弾く → ludanto de piano
    • -anto では、相の意味が弱まり、一般名詞として使われる場合が多くあります。
      • lernanto 生徒
      • loĝantoj 住民
    • 英語の動名詞とは異なります。その目的では動詞を直接名詞にしたものか、不定詞を使います。

上記はすべて能動分詞ですが、受動(される)を示す分詞もあります。

受動分詞
動詞分詞接尾辞分詞形容詞意味
uzi
使う
継続相-at-uzata使われている
完了相-it-uzita使われた
将然相-ot-uzotaまさに使われんとしている、
やがて使われる

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